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ニアピンeワラントとは

特殊なeワラントとしてニアピンeワラントがあります。
普通のeワラントは対象原資産が上がるのならコール型eワラント、下がるのならプット型eワラントですよね。そして、コール型ならあがればあがるほど、プット型なら下がれば下がるほど、eワラントの価格も上昇してくるというものでした。

ですが、ニアピンeワラントは上がりすぎても下がりすぎてもダメです。できれば、値動きがあまりないほうがいいのです。普通のeワラントだと値動きがないものだとeワラント価格にとってはマイナスになりがちですが、ニアピンeワラントだと逆ですね。


このニアピンeワラントがどういう仕組みになっているかについてお話します。
ニアピンeワラントは満期日に対象原資産の価格がいくらになっているかを予想して、最初から決められたニアピン価格の中で一番近いニアピンeワラントを購入するという商品です。要するにゴルフでいうピン寄せですね。満期日に対象原資産の価格が購入したピン価格に一番近づいたニアピンeワラントが受取金が最大になります。

満期日にこのニアピンeワラントで受け取れる受取金のMAXは100円です。
ですが、満期日に対象原資産の価格がこのピン価格より日経平均の場合は±200円以上、ドルの場合は±1円以上離れてしまうと、ニアピンeワラントの価値は0円になってしまいます。
損失が投資金額分ですむという点では普通のeワラントと同じですが、ニアピン価格に近いほど利益になるという点が違いますね。

では、このニアピンeワラントの対象原資産やピン価格、満期日などについてみておきましょう。

・対象原資産:日経平均株価、米ドルリンク債

・ピン価格:受取金が発生する基準となる価格。あらかじめ決められています。

・満期日:普通のeワラントと違い最終販売日は満期日の2営業日前までです。買取は前営業日の15時までです。

次に、どうなったらニアピンeワラントの価格が上昇し、どうなったら下がるのかを見てみましょう。対象原資産の一つである米ドルを例にしてみます。


<ニアピンeワラントの価格が上昇する場合>

対象原資産の価格が変化

ピン価格の±1円以内に収まる可能性が高い

権利をほしがる人が増える

米ドルのニアピンeワラント価格が上昇

<ニアピンeワラントの価格が下降する場合>

対象原資産の価格が変化

ピン価格の±1円以内になる可能性が低い

権利をほしがる人減る

米ドルのニアピンeワラント価格が下降

次にニアピンeワラントの取引の流れをみましょう。
満期日までの行動としては購入したニアピンeワラントの対象原資産価格が変化し、ニアピンeワラントの価格が上昇したら利食いをする。
ニアピンeワラントの価格が上がらない、あるいは価格が下降しているので戻りの期待が出来ない場合は、損切りとなります。

満期日になって、対象原資産の価格が受取金発生価格の範囲内(ピン価格から、日経なら±200円、米ドルなら±1円)であれば受取金が発生し、それ以外ならニアピンeワラントの価格が0円になります。


このように受取金が発生しない価格帯で対象原資産の価格が動いている場合は、満期日になると投資金額がすべて飛んでしまうので、早めに損切りしましょう。
満期日まで保有する場合は、対象原資産の価格が受取金が発生する価格帯で動いている場合に限定すべきです。

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